どうも繚華です(・ω・)ノ
前回まではコード進行についてお話して来ましたが、今回は曲先で作曲する場合に、その後にやる作詞の考え方についてお話して行きたいと思います☆
①テーマを決める
作詞をする場合にまず最初に大切なのは、行き当たりばったりで作詞をするのではなくて全体的にどんな内容の歌詞にするのか?ということを決めることです(・ω・)b
ここがブレてしまうと、結局何を伝えたかったのかがオーディエンスに伝わりません!
もちろん、ライブでは歌詞を聴き取ることって難しいですが、音源で聴いていただけた時には歌詞もあわせて見てもらえますし、そこであらためてこのアーティストってこういうことを伝えたくて音楽活動をやっているんだ…という大事な部分が伝わります(・ω・`)
コード進行からでもメロディーからでも良いのですが、先に音がある場合はその音のイメージでどんなことを伝えたいか?ということをまず深く深く考えてみて下さい。
そして、そのメッセージが強ければ強いほど詞のパワーは想像を超えます(o´∀`o)
テーマは恋愛っ!
とかでは当然弱いので、例えば…
親友と同じ人を好きになってしまった状況で、友情を取るのか恋愛を取るのか悩んだ挙句、最終的には…
みたいに具体的に設定を考えてからテーマを絞って行くとよりリアルな歌詞になると思います!
人によっては現実世界で経験したことを歌詞にする場合もありますし、小説家のように仮想世界を作り上げて歌詞にする場合もあります。
ここは自分に合ったやり方を選んでやってみましょう(・ω・)b
ただし、現実世界ばかりだとネタが尽きやすいので、仮想世界を創造できる方が大量生産には向いています(;・∀・)
②起承転結を意識する
テーマが決まったら次はどんな流れで歌詞を展開するかを考えます!
基本的には起承転結がベストですが、ポップス等では、Aメロ→Bメロ→サビというパターンが非常に多いですので、そういう場合は起転結の構成が作り込みやすいです(*´∀`)
Aメロで物事の導入部分を書いて、Bメロで大逆転の展開になり、サビでそんなクライマックスが!?という展開にするとドラマティックになります☆
例えば、①で挙げた例で行くと…
Aメロで
好きになってしまった情景を描いて
Bメロで
後で親友も同じ人を好きだったことを知り
サビで
恋を成就させてしまったけど自分って最低…ごめんね
みたいな流れにしても良いし、
サビで
あなたの方がお似合いだから自分は身を引きます…幸せになって下さい
みたいな感じでも行けます!
奪ってしまった罪悪感をテーマにしたいのか、それとも自信がないから譲ったけど悶々してる気持ちをテーマにしたいのか?
これによって歌詞も変わって来ますlω・´)
この様に自分の中でテーマをどういう流れで伝えて行くのか
それをハッキリさせていると作詞もスムーズに行きますし、聴いてるファンの方々にも伝わりやすくなります(・ω・)b
③サビは繰り返しを使う
サビは曲の中で一番心に残る部分になりますので、大事な言葉は繰り返し使うとさらに印象が残ります!
特に、同じメロディーの繰り返し部分に、同じ歌詞の繰り返しをあてるとわかりやすくイメージを増強してくれます(・ω・)b
④韻を踏む
同じような発音の言葉を1番と2番で使い分けたりするテクニックです!
ラッパーの方なんかはこういうのがとても得意で、日常的にやってるので引き出しも多いです(o´∀`o)
例で言うと…
抱いていて
と
泣いていて
とか
泣かないで
と
行かないで
とか
例を挙げたらキリがないんですが、ダサい言い方をするとダジャレみたいなものですね。笑
韻を踏むとさらにメリットがあります!
ライブで1番と2番の歌詞を間違えても誰も気づかないっていうミラクルが起きますヾ(。・∀・)ノダー!
アーティストとしてはとてもダメなメリットですが、歌詞が飛ぶことは結構あるので韻を踏んでおくと、後で助かったって思います←本音。笑
⑤一人称の重要性
実は、ある時に組んでたバンドのメンバーに歌詞に一人称を使わずに作詞してくれ!
と、リクエストされて、これがなかなかに難しくて苦戦した覚えがあります(;・∀・)
しかーし!
今となっては一人称や二人称をほとんど使わなくなりましたlω・´)
一人称や二人称を使うと、歌詞の物語は伝わりやすいのですが、こちらが提供した物語をほぼほぼ押し付けているような感じになります。
それが良い場合もありますが、僕のやっているようなV系みたいな感じでは、聴いた人それぞれでとらえ方が違って、それぞれの世界観で聴いて欲しいと思う部分もあるのです!
一人称や二人称がないと、無数のとらえ方ができる歌詞になり、それぞれが自分の人生と照らし合わせて共感してくれる場合がありますので、自分の意図してないとらえ方で楽しんでもらえて、そういう考え方や感じ方を聞かせてもらうと作った本人としても不思議な感覚になって、こんなとらえ方してこんな風に想ってこんな風にこの人の人生観に影響を与えているんだ…
と、すごく感慨深い感じになることが今まで多々ありました。
どちらが正解ということはありませんが、自分のやりたいスタイルに合わせて人称を使う使わないを意識してみると作詞に幅ができるのかな?なんて考えています(・ω・)b
⑥インスピレーションで作詞する
これは僕が普段からやってる必殺技なのですが…
まず、テーマとか何も考えないでとりあえずバックの音楽に合わせて適当な鼻歌を歌います!
そして、何回も何回も鼻歌を歌って行くと自分の中でしっくりと来る歌メロが出来上がって行きます…
その次に、その歌メロを適当な歌詞で歌いまくります!
そして、それを録音します…
何度も繰り返していると、適当な歌詞のはずなのに毎回同じ曖昧な発音の言葉になっていきます!
何だか、その曖昧な発音を聴いていると実際の言葉に聴こえて来て、それを元に歌詞の一部分を発掘して行きます(;・∀・)
ひとつひとつは全然意味がない感じもしますが、数ヶ所の歌詞が浮かんで来た辺りですべての言葉繋がって行って、何故かこの段階でテーマが見えて来て…
このテーマを基準に歌詞をハメて行くと恐ろしいほどスムーズに作詞が完了するのです(((゜д゜;)))
この手法は誰から聞いたわけでもなく自分で編み出した技ですが、良かったら使ってみて下さい☆
特に、作曲は他の人がやっていて作詞だけ任されたような時に威力を発揮すると思いますヾ(*´∀`*)ノ
というわけで、作詞の基本的と言いながら応用を話しまくってしまいましたがいかがだったでしょうか?
あくまで僕の手法なのでもっと他の手法もあると思いますし…
L’Arc~en~Cielのhydeさんは音から情景を浮かべて、そこから歌詞を書くということを昔インタビューで言っていたように、人それぞれでやり方がありますので、色々試してみて自分に合ったやり方を探してみましょう☆
でわ、また明日(・ω・)ノ